北見工業大学

大学からのお知らせ

ガラス表面へのナノ構造形成に成功(電気電子工学科 酒井大輔助教)

 このたび、電気電子工学科の酒井大輔助教と国立大学法人北海道大学電子科学研究所の西井準治教授らは、AGC旭硝子との共同研究によって、二酸化ケイ素(SiO2)ナノ粒子をガラス表面の目的とする場所に選択的に積み上げることで、ナノ構造を形成することに成功しました。
 ガラス表面にナノ構造を形成する技術は、その高い機能性・信頼性からエネルギーや情報等、光が用いられる多くの分野から強く求められています。これまで、手のひらサイズの小さなガラスの微細加工には、「シリコン微細加工法」が使われてきましたが、高コストで大面積化にも限界がありました。本共同研究グループは、北海道大学で開発した「電圧印加ナノインプリント法」と、北見工業大学で開発した「コロナ放電堆積法」を組み合わせることによって、ガラス表面の目的とする領域のみにSiO2ナノ粒子を選択的に堆積できることを発見しました。また、両者は旭硝子との共同研究によってそのメカニズムを解明しました。

 本成果は、英国ネイチャー出版の総合科学オープンアクセスジャーナル「Scientific Reports」に掲載されます。

 

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[企画総務課 2016/06/15 更新]

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