７月１７日（木）から２３日（水）までの７日間、本学の協定校である韓国晋州市の慶尚大学校工科大学を招聘し、短期交流研修を実施しました。
この研修は、両大学の相互理解と友好を深めるために１９９９年から隔年でお互いの大学を訪問する形で実施しています。今年は、慶尚大学校の学生１０名が北見を訪れてくれました。
研修1日目では、学長表敬訪問、開講式の後、歓迎会を催しました。歓迎会では研修中に滞在するホームステイ先のご家族との顔合わせもあり、たいへん和やかな雰囲気となりました。

2日目は日中に北見工業大学で進められている研究について学内施設見学を実施し、特別講義では簡単な日本語での自己紹介やカナ書きについて開講しました。夕方からはぼんち祭りの舞踊パレードに参加し、日本人と一緒になって北見のお祭りを楽しんだようです。

3日目はホームステイ先での自由行動となっていました。学生だけでなく、引率者の方々も北見を漫喫されたようです。

4.5日目には弟子屈の自然や網走の観光スポットを北見工大生と巡る1泊2日の研修旅行を実施しました。弟子屈では阿寒湖、摩周湖、硫黄山、砂湯を訪れま した。宿泊先の屈斜路研修所での交流会では、「コンベ！」（韓国語で「乾杯」、の意）の声と共に北見工大生と交流を深めて盛り上がりました。網走では北方 民族博物館や流氷館、網走監獄博物館を見学しました。

6日目は特別講義で日本語の基礎や日本文化について講義を実施した後、北見市内の文化施設見学でハッカ記念館や北網圏文化センターを見学し、北見の歴史や名産であるハッカについて学びました。

最終日は北見市長表敬訪問、特別講義に続いて、閉講式・送別会を実施しました。特別講義では、食と健康についてや日本文化について講義しました。送別会ではホームステイ先のご家族や北見工大生も集まって大変賑やかなものになりました。

今年もこうして短期交流研修を通じて日本と韓国、両国間で交友を深めることが出来て大変うれしく感じています。日本と韓国は政治的に常に対立してい ますが、日本人と韓国人は時間をかけて付き合えば、お互いのことを理解し合えること、仲良く過ごせることを、今回の研修で感じてくれれば幸いです。

最後になりますが、一週間の長い間、本学を訪問して下さった金学長をはじめ、工科大学の皆様に感謝申し上げます。また、今回、ホームステイにご協力して頂いたご家族の皆さまにも、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。