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地域未来デザイン工学科 富山和也助教らが舗装工学論文賞を受賞

 12月8日(金)、地域未来デザイン工学科の富山和也助教が筆頭となり、同 川村彰教授らと発表した論文が、公益社団法人土木学会 舗装工学委員会より、舗装工学論文賞を受賞しました。同委員会では、1996年以降、年1回舗装工学講演会を開催し、同時に土木学会論文集E1(舗装工学)−舗装工学論文集−を発刊しています。舗装工学論文賞は、投稿された論文に対し、査読および論文賞選考委員による審査を経て、最も優れた論文に授与されるものです。第22回目となる今年度は、富山助教らの論文「路面のラフネスに対する車両乗員の生理心理反応と許容限界評価」が受賞となりました。本研究は、University of Padova(イタリア)のDr. Riccardo Rossi、Dr. Massimiliano GastaldiならびにDr. Claudio Mulattiらとの国際共同研究の一環として、独立行政法人日本学術振興会からの助成(科学研究費助成事業 若手研究(B)および基盤研究(B))を受け実施しているものです。
 富山助教らは、本研究において、車両乗員の安全性および快適性の観点から路面のラフネス(平坦性)と人の精神的ストレスおよび認知処理に関わる生理心理応答との関係について、ドライビングシミュレータを用いた走行試験により検討しています。その結果、平坦性の増加に伴い、心理応答である反応時間が有意に増加する場合、生理的な心拍変動指標により定量化された短期および長期的な精神的ストレスが共に増加することを明らかにしました。この結果から、平坦性の増加が、快適性の低下のみならず、疲労の増加に伴う反応時間の増加により、安全性の低下につながることを示しました。
 また、従来の平坦性に関する研究は、国際ラフネス指数(IRI)による物理指標と、主観的なアンケートに基づく心理指標もしくは心拍や脳波などの生理指標との関係から検討されていましたが、富山助教らの研究では、物理・心理・生理情報を統合したアプローチにより、既存の評価手法に対しても合理的な解釈を与える成果を得ております。
 北海道では全国に比べて自動車による交通分担率が高く、社会基盤および人口構造の高齢化が急速に進行する今日、本研究成果は、安全・安心で快適な道路交通環境整備に寄与するものと期待できます。

受賞論文
富山和也,川村彰,Riccardo Rossi,Massimiliano Gastaldi,Claudio Mulatti:路面のラフネスに対する車両乗員の生理心理反応と許容限界評価,土木学会論文集E1(舗装工学),Vol.73,No.3(舗装工学論文集第22巻),pp.I_89-I_96,2017年12月.

 

   
     表彰式で挨拶する富山和也助教               舗装工学論文賞賞状

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