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社会環境工学科・高橋修平教授が北海道新聞エコ大賞を受賞

この度、北海道新聞社から北見工業大学雪氷研究推進センターとして、第2回北海道新聞エコ大賞・団体の部・大賞を受賞しました。受賞の対象は「牧草を断熱材として利用した冷熱利用実験」の研究です。
 この研究は、北海道の冬期寒冷気候を生かし、北海道で入手が容易な牧草を断熱材とした積雪保存による冷熱利用を試みるものであり、一般農家等が利用しやすい方法として、牧草を断熱材として使用して作物保存や冷房等に応用する方法を研究したものです。社会連携推進センター(旧地域共同研究センター)前にある緑の小山がその雪山です(図1、図2)。緑の牧草の下に雪が積まれ、その中に貯蔵施設があります。

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 図1 貯蔵用の雪山造成作業風景(牧草敷設作業中)

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 図2 雪山断面の変化(2011年)
初めは5mの高さの雪山が11月には2m程度になった。

 
 2008年の試験では牧草ロールのままと、平坦に敷き詰めた場合を較べたところ、ロールでは内部が70℃に達する高温になるのに対し、30~50cmに牧草を敷き詰めた方が断熱効果が高いことがわかりました。
 2009年は北見で4mの積雪を保存し、各種貯蔵方法と冷気取り出し法等の各種実験を行い、2010年からは、雪山の高さが5mだと冬まで雪が残ることから、春に雪を再度積み上げることにより、足かけ3年、現在に到るまで、連続的に雪を残しました。貯蔵室内ではずっと0℃を保っています(図3)。貯蔵室内にはタマネギ、ジャガイモ、米を貯蔵しており、高付加価値実験の一つとして春先に取り込んだ桜の枝を夏に取り出すことにより、時ならぬ夏に花を咲かせたりもしました。
 このような研究に対し、北海道新聞からエコ大賞に応募しませんかという話があり、今回の受賞につながりました(図4)。東日本大震災の福島原発事故による電力不足問題以来、自然エネルギーの必要性が今まで以上に見直されているのも受賞理由の一つだったようです。大学発のこのような研究成果が、北海道のあちこちで利用されれば大変うれしいことです。

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図3 貯蔵庫内部温度および日最高・平均・最低気温
  外気温が30℃を超える温度になっても貯蔵庫内は通年、ほぼ0℃を保った。

図4 北海道新聞エコ大賞賞状

 

[総務課 2016/04/11 更新]

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