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未利用エネルギー研究センター・八久保晶弘准教授が2010年度日本雪氷学会平田賞を受賞

(未利用エネルギー研究センター)

 このたび、本学未利用エネルギー研究センター准教授の八久保晶弘先生が、社団法人日本雪氷学会より2010年度平田賞(学会賞)を受賞されました。

 日本雪氷学会は、雪氷学についての発表・知識の交換・情報の提供ならびに国内・国外の関係学会との協力によって、雪氷学の進歩を図り、学術の振興に寄与することを目的として設立された学会です。寒冷地工学を特色の一つとする本学においては、10名を越える正会員が日本雪氷学会に所属しています。
 平田賞は、「雪氷学の研究に顕著な成果をあげ、今後の発展を奨励することが適当と考えられる」正会員に与えられる学会賞です。今回は、八久保准教授の「天然ガスハイドレートの解離熱測定および安定同位体解析」が平田賞に選出されました。

 この研究は、次世代のエネルギー資源として、また温室効果ガスの貯蔵庫としても注目される天然ガスハイドレートについて、その解離熱を測定し、さらにゲストガスの安定同位体比を調べたものです。ガスハイドレートは氷と同様、生成・分解過程で大きな潜熱のやりとりを必要とします。しかしながら、低温高圧下で安定なガスハイドレート結晶の解離熱測定は困難が多く、特に天然にみられるような混合ガス系での報告例はほとんどありませんでした。
 本研究では、ロシア・バイカル湖で発見されたメタン・エタン混合ガスハイドレートに焦点をあて、熱量計を用いた混合ガス系解離熱の直接測定に初めて成功し、数年にわたるセンターの野外調査で得られた貴重な天然結晶についても測定されました。加えて、天然ガスハイドレートを分解させたガスの炭素・水素安定同位体を分析することにより、ガス生成起源と生成経路が明らかにされ、オホーツク海サハリン沖とバイカル湖のガスハイドレート中のメタンは両方とも微生物起源でありながら、生成経路が異なることが示されました。
 また、ガスハイドレート結晶が生成する際に、ごく僅かな割合で軽いメタンが結晶に取り込まれやすい傾向(ゲストガスの同位体分別)が初めて発見され、このことからバイカル湖のガスハイドレートに関する生成モデルが提案されています。これらの知見は、海底・湖底の表層堆積物中のガスハイドレート生成モデル構築につながり、生成過程を知る手がかりとなることから、今後の発展が期待される研究として日本雪氷学会に認められ、受賞されたものです。

◆未利用エネルギー研究センター:http://www-ner.office.kitami-it.ac.jp/

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日本雪氷学会平田賞賞状

[総務課 2016/04/11 更新]

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