ウインター・サイエンスキャンプを実施しました
平成27年1月5日(月)から7日(水)まで、「雪と氷の世界を体験しよう~雪結晶から地球環境まで~」をテーマに、ウインター・サイエンスキャンプを実施しました。本事業は独立行政法人科学技術振興機構の主催による高校生を対象とした科学技術体験合宿プログラムで、本学では平成16年度から毎年実施しています。11回目となる今回は北海道から福岡県まで全国から19名の高校生が参加しました。
今回も屈斜路研修所を主会場として実施しましたが、参加者たちは舘山一孝准教授、原田康浩准教授、大野浩助教、山﨑新太郎助教の講師陣による寒冷地ならではの専門的な講義を受けたり、屋外での実験、観測、フィールドワーク等を行ったりしました。
フィールドワークでは、悪天候にもかかわらず参加した高校生達は冬の寒さも何のそのと、摩周湖と硫黄山で赤外カメラによる温度観測に取り組んでいました。中でも、ポンポン山の登山中では初めて履いたスノーシューに悪戦苦闘しながらも、誰も踏み入れていない雪面に自ら進んでいき雪と戯れたりと、歓声を上げて楽しんでいました。また、夜は気温が下がったこともあり、凍らせたシャボン玉に触ったり濡れたタオルを振り回して凍らせたり、大きなかまくらでは外側と内側の温度差に驚きの声をあげていました。
講義・フィールドワークに加え最後には研究発表も行い、内容盛り沢山の3日間でしたが、参加者はプログラムに積極的に取り組み、互いの交流を深め、笑顔で各々の帰路につきました。
天気に恵まれた美幌峠にて記念撮影 (左)摩周湖(右)硫黄山での赤外カメラによる温度観測
スノーシューで登山したポンポン山 グループ毎に研究をまとめ発表 最後はかまくらで記念撮影
[学生支援課 2016/04/11 更新]