教員の紹介

研究者情報
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学位
博士(工学)(北海道大学)
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専門分野
生体力学,材料力学,福祉工学
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研究テーマ
生体硬組織・生体材料の力学特性,放射光高エネルギー白色X線による応力評価法
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研究内容キーワード
バイオマテリアル,放射光,生体硬組織,残留応力,X線回折
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所属学会
日本機械学会,日本材料学会,日本塑性加工学会,溶接学会,日本非破壊検査協会
研究室の概要
工業材料や構造の信頼性向上と長寿命化、また、生体材料や生体硬・軟組織に目を向けた課題に取り組んでいます。これらの解決のため材料力学や生体力学の知識や技術を用いています。主なツールは、X線、電子線などになります。これらを利用して材料の応力や損傷評価・解析法の開発を行い、安心で安全な社会の実現のために貢献したいと考えています。
研究室の研究テーマ
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非破壊材料強度評価に関する研究
微細化・薄膜化した材料に対し透過回折X線を用いた新しい残留応力測定法の開発や回折X線プロファイル法による損傷評価を行っています。 また、シンクロトロン放射光から得られる高輝度、高指向性の高エネルギー白色X線を用いた残留応力測定法や結晶レベルの損傷評価手法の開発も行っています。
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機能的材料表面創製に関する研究
材料表面にレーザーを照射した後に変わる構造について、電子顕微鏡を用いた微細構造観察や力学特性の評価を行っています。その知見をレーザー利用の技術開発に役立てたいと考えています。
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骨組織・生体材料の微視的力学特性に関する研究
超音波顕微鏡を用いて、高齢者の骨折要因となる骨粗鬆症部位や骨と軟組織の結合部近傍の材料・力学特性評価を行っています。また、海洋生物にみられる無機質・有機質複合構造の材料・力学特性評価によって得られた知見から新たな機能性材料の開発につなげるためのバイオミメティクス研究も展開しています。