北見工業大学

国際交流センター

慶尚大学校工科大学(韓国)との短期交流研修を実施しました(9月1日-8日)

9月1日(火)から8日(火)までの8日間、本学の協定校である韓国晋州市の慶尚大学校工科大学を訪問し、短期交流研修を実施しました。
この研修は、両大学の相互理解と友好を深めるために1999年から隔年でお互いの大学を訪問する形で実施しています。今年は、夏季休業期間を利用し学生8名が研修に参加しました。
韓国到着2日目から、研修がスタートしました。開講式の後、工科大学の研究室訪問、工場訪問、キャンパスツアーが実施され、午後からは韓国文化に関する特別講義を受講しました。

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 3・4日目は、韓国古代三国「新羅」の首都である慶州で見学旅行を行いました。3日目は韓国文化を中心として世界各国の多様な文化を体験できる文化博覧会「慶州世界文化EXPO」、新羅の文武王が建造したという楼閣などの建造物と庭園で構成される「雁鴨池」、4日目は霊山として信仰を集めてきた吐含山の麓にある仏教寺院「仏国寺」、中腹にある「石窟庵」、23基もの古墳が点在する慶州最大の古墳群大陵苑「大陵園」の天馬塚、そして、慶州の様々な貴重な出土品が展示されている「国立慶州博物館」を見学しました。

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5・6日目は晋州市内のツアーを行い、慶尚南道樹木園や晋州城を見学するほか、自由行動として韓国の街でのショッピングやグルメを満喫しました。

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7日目は午前中に韓国語の特別講義を受けました。学生・職員共にハングルの独特の発音や文字の書き方に悪戦苦闘しつつも、楽しんで講義を受けていました。午後からは、昌原に移動し世界有数の技術を誇る、韓国の斗山(Doosan)重工業の生産プラントや、韓国ドラマに使われた海洋ドラマセット場を見学した後、慶尚大学校に戻り修了式を行い、8日に無事帰国しました。

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今回の研修に参加してくれた学生さんは非常に元気で、社交的であったので、韓国の文化に関心をもって積極的に行動していました。
また、通訳をしてくれた韓国人学生は2名とも非常に優秀で、親切で、温かい人柄でした。そのうち1名は慶尚大学校から本プログラムを通じて、昨年度北見工業大学に来てくれた学生で、留学したからこそわかる細かい気配りをしてくれました。また、もう1名の学生についても、今回の研修中ほぼ付きっきりで、通訳だけでなく韓国語や韓国の文化について教えてくれ、両国の学生にとって、親密な文化交流がされていたのではないかと思います。

日本と韓国は政治的に常に対立しています。しかし、ニュースなどで見聞きするだけでなく、実際に韓国の方と会って話して、時間をかけて付き合うことで、お互いのことを理解し合い仲良く過ごせることを私自身が今回の研修で実感しましたし、また学生達もそう感じてくれれば幸いです。

最後になりますが、一週間以上もの長い間、私たちを快く受けいれてくださったSuh学長をはじめ、工科大学の皆様に感謝申し上げます。来年の本学訪問を心よりお待ちしております。

[研究協力課 2016/04/11 更新]

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