北見工業大学

国際交流センター

「外国人留学生森林・野草観察会」を開催しました

今年度の「外国人留学生森林・野草観察会」は、津別町ノンノの森において開催されました。当日は、大学祭準備のため授業はなく、普段勉学やアルバイトで忙しい留学生たちも多く参加してくれました。この森の「ノンノ」とは、アイヌ語で「花」の意味を持ち、春から秋にかけて森の中では多くの花が咲き誇ることから名付けられたそうです。この日は、湿地や清流に沿って群生していたクリンソウが見頃で、留学生たちは思い思いに自然と触れ合っていました。中には、清流に足や手を入れ、その冷たさを感じていた学生や、木々の息吹を感じながら自分のペースでゆっくり歩く学生など、約2時間、森林セラピーでリフレッシュできたようです。


昼食後は、今年の4月にリニューアルオープンした「つべつ木材工芸館」に移動し、同町の木材産業の歴史や企業の取り組みを学習しました。2007年以降、道東管内製造業売上高ランキングで1位を占めている同町の丸玉木材株式会社のパネルもありました。同社は、高度な合板技術の他、製造過程で発生する木片を燃焼させるバイオマスエネルギーセンターを稼働させ、工場での電力と熱源のほとんどをまかなっているという先駆的な企業であることを知ることができました。施設には、このほか、津別のウッドクラフト販売コーナーや津別の木をふんだんに使った大型遊具やクライミングウォールなどがあり、留学生たちは子供に交じって楽しんでいました。


半日という短い時間ではありましたが、天候にも恵まれ、楽しいひと時を過ごすことができました。留学生たちは、心の休息ができたことで、今後より一層充実した留学生活を送れるのではないでしょうか。また、今年度も国際ソロプチミスト北見様よりご芳志頂きましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げる次第です。

 

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