北見工業大学

国際交流センター

インターナショナルCアワーを開催しました

 国際交流センター主催のCアワーを、10月21日(水)にオンラインで開催しました。今回は留学報告会と題し、地球環境工学科環境防災コース4年の奥山さんに一年間の留学について報告をしてもらいました。まず、ポーランドの概要の説明があり、次に、留学の目的・目標を明示してくれました。

目的:①色々な国の友人をつくる ②自立する ③好きなことを見つける
目標:①たくさん話す ②夏休みヨーロッパを旅行する ③何にでも挑戦する

 本題では、生活費や授業の様子、交流について写真を交えながら説明してくれました。生活費は月に5.6万円で本学KITげんき会からの助成金3万円を差し引くと、実質2.6万円で生活できたそうです。
 授業は他の留学生と共に英語で受け、ただ聞くだけではなく、プレゼンをする機会もあり、語学力に加え発表するスキルも身に付けることができたと話していました。また、留学先では地理学部に所属していたそうですが、他の観光学部の授業も履修でき、そこで学んだ知識が今でも役立っていると述べていました。
  
 交流では、韓国人のルームメイトが優しく接してくれ、他国の学生も交え一緒に食事をしたり、パーティーに参加したりして、楽しいひと時を過ごせたと話していました。また、ポーランドの結婚式では、80代の人も朝4時頃まで踊り続ける光景を目にし、元気があるなあと感じたそうです。交流を通じて一点誤解をしていたことは、スペイン人はルーズだと思っていたのに、人一倍取り組み、イメージとは異なっていたことを目の当たりにしたそうです。実際経験しないとわからないことに気づいたと言及していました。

 一年間を振り返って、目的達成度を可視化してくれました。それによると、「目的①:◎ 目的②:〇 目的③:〇」と、全ての目標において達成したことがわかりました。また、留学前に比べ視野も知識も広がったと話していました。在学生に対しては、北見工大にいることは留学に行けるチャンスでもあり、何か必要な情報は提供するとのメッセージも寄せられました。
 質疑応答では、留学中に苦労したことや逆カルチャーショックについて質問があり、苦労したことは、郵便局や役所での手続きの際に、言葉の壁によりコミュニケーションが上手に取れなかったこと。また、逆カルチャーショックは、帰国後の日本空港で自分がミスをしたにも関わらず、丁寧に対応してもらい、逆に申し訳ない気持ちになったと話していました。

 一年間のポーランド留学の話を20分にまとめて話してもらいましたが、一言一言、言葉に説得力があり、その重みを感じた報告会になりました。全ての目標も達成でき、本当に充実した留学であったと私たちも実感できました。また、会には奥山さんのお母様にもご参加いただき、留学中の体調を心配していたことも語ってくれました。最後に、ご両親をはじめ、本学の関係者に対し留学を支援してくれたことに感謝の気持ちを述べてくれました。私たちからも、本学の制度を活用し、留学してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。留学の経験を大切にし、今後のご活躍を教職員一同期待しています。

[研究協力課 2020/11/04 更新]

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