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  2. 自然と調和するテクノロジーの発展を目指して

国立大学法人 北見工業大学〒090-8507 北海道北見市公園町165番地

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工学部のカリキュラムポリシー

北見工業大学工学部は、地球環境工学科と地域未来デザイン工学科の2学科から成り、更に各学科内にトータルで8つのコースが編成されている。この体制の下、北見工業大学工学部は、主体的に問題を解決できる能力と広い視野を有し、産業界で活躍できる工学技術者を養成するため、基礎学力や応用能力、並びに課題解決能力の育成を重視する。そのため、基礎や専門に関する通常の講義科目に加え、実験、実習、演習の場を積極的に活用し『アクティブラーニング』の機会を増やすことによって、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、自己管理力、チームワーク・リーダーシップ、創造的思考力の育成にも努める。また、国際社会に適応可能な「語学力」、社会における課題を把握・解決するための「課題解決能力」、工学技術者としての「倫理観と責任感」の高い人材を養成する。

学生は2学科のいずれかに所属し、2年後期からは各学科に編成されている7つのコース、あるいは両学科共通の地域マネジメント工学コースに所属して教育を受ける。具体的には、2年前期までの1年半では、各学科における基礎段階として数学・物理・化学等の基礎教育、外国語や人文社会系等の教養教育、工学技術者に必要となる基礎専門教育を行うとともに、各学科入門科目並びに各コース概論により2年次後期からのコース移行のための専門導入教育を行う。2年次後期からはコースに所属し、2年次後期から3年次前期の1年間で専門コア科目を履修させ、各コース専門分野の基盤を学習させる。3年次後期からは専門応用科目を配置し、各専門分野の応用技術を学習させる。4年次では、引き続き専門応用科目の学習に加えて卒業研究に着手し、課題に関する調査・解析・実験・考察・発表を行う。更に、各種資格取得等に必要な科目も4年次において開講する。

以上の履修においては、科目ナンバリング制を導入して学生が希望する分野の科目を主体的に選択して履修することを可能とする。また、キャップ制の導入により、学生が無理のない形で履修計画を立て、学修を進められるように配慮する。この間、個別担任等による指導に基づいて、本人の学習計画・研究計画やさらには将来計画等の観点から必要となる専門科目を、自コース他コース問わずに柔軟に履修できる方式とする。
また、学修成果の評価は、ディプロマポリシーに基づいて各コースで定められた学習・教育目標に基づき行う。具体的には各授業科目のシラバスに記載される達成目標と学習・教育目標との関与に基づいて、各学科及びコースの目標ごとの達成度を可視化するなどして評価を行うとともに、GPAに基づいて全体及び分野ごとの学力評価も行う。これらの評価結果を学生指導に活用することにより、学修効果の向上に努める。

 

地球環境工学科

地球環境問題は、現在、様々な産業分野において対応しなければならない必須の課題となっている。その解決は、伝統的な各専門分野の縦割り的教育体制では十分な対応を取ることは難しい。本学科では、エネルギー、環境防災、先端材料物質の3分野の連携を通して、様々な側面から地球環境問題の解決に寄与できる知識・技術を教授するとともに、課題の「発掘」から「解決」に至るプロセスを学生が主体的に見出し、多面的・融合的に「考える力」を培うことを可能とするカリキュラム編成としている。

《エネルギー総合工学コース》

対象とする教育・研究の具体的分野として「ガスハイドレート」、「再生可能エネルギー」、「地域分散型エネルギーシステム」および「省エネルギーシステムの構築」等を想定し、機械系、電気電子系、化学系などの分野に密接に関連するエネルギー工学について、様々な観点から総合的に学習させる。具体的には、熱エネルギー・流体エネルギー・電気エネルギー・化学エネルギーに関する基礎並びに応用科目、これらに関連する周辺分野の科目や実験を配置し、様々な視点からエネルギーに関する学習が可能である構成としている。これにより、エネルギー業界および産業界のエネルギー関連部署での多様な課題に対応可能な技術者として社会で活躍できる能力を養成する。

《環境防災工学コース》

対象とする教育・研究の具体的分野として「自然環境計測」、「自然環境の保全」、「自然災害」、「気候変動」および「防災・減災」等を想定し、環境系・防災系に関する基礎学力と問題解決能力の育成を重視したカリキュラムとしている。具体的には、地球環境、寒冷地の自然、環境工学および防災工学に関する基礎並びに応用科目、これらに関連する周辺分野の科目や実験を配置し、様々な視点から環境と防災に関する学習が可能である構成としている。これにより、環境防災分野の専門技術者に必要とされる知識を修得させ、更にデータ解析能力、実践力、コミュニケーション能力を有し、環境工学分野や防災工学分野で活躍できる能力を養成する。

《先端材料物質工学コース》

対象とする教育・研究の具体的分野として「省エネルギーに関する新素材開発」、「新エネルギー利用技術に貢献する新素材開発」、「環境汚染物質除去のための新規技術開発」、「医療分野に貢献する新素材開発」等を想定し、材料系・物質系に関する基礎学力と問題解決能力の育成を重視したカリキュラムとしている。具体的には、材料工学及び物質化学に関する基礎並びに応用科目、これらに関連する周辺分野の科目や実験を配置し、様々な視点から温暖化ガスの削減や環境汚染物質の除去等により地球環境の改善につながる先端的な新素材に関する設計・製造・開発・評価に必要となる事項を総合的に学習させる。更に、卒業研究を通じて、技術者に必要とされる情報収集・処理やコミュニケーション・プレゼンテーション能力を涵養する。これにより、基礎学力の基盤の上に広い専門的視野と応用力を持った技術者として、社会で活躍できる能力を養成する。

《地域マネジメント工学コース》

本コースでは、世界中に存在する大都市圏以外を地域と定義する。地域には共通の課題と固有の課題があり、それらを踏まえた地域マネジメント力を養うカリキュラムを設定する。
本学における入学者の分布から、将来輩出すべき地域はオホーツク圏に限らない。そのため、地域に共通した課題に関する知識については日本ばかりでなく世界の地域も視野に入れたものとし、地域に固有の課題に関する知識については、例としてオホーツク地域及び道東地域について学ぶこととする。
また、他コースよりも深い専門性を重視するのではなく、工学を基盤とし、経営、マーケティングを含むMOT(Management of Technology、技術経営)に該当する広い知識を持たせるために、各科目で積極的にアクティブラーニングを取り入れる。グループワークまたは自主的参加を重視した「PBL (Project Based Learning)志向」で地域発展の背景やオホーツク地域、道東地域の歴史等を知り、そこから生まれてきた文化等先人の知恵から、ものづくり、まちづくりがなされてきた事例を学び、物事を俯瞰した見方のできるイノベーション人材の養成を目指す。
本コースで養成する人材としては、工学を基盤とし、文系を含めた幅広い知識を有するMOT人材であり、具体的な人材イメージと指導内容を以下に示す。
・地域に根ざし、地域産業の基盤となる企業が必要とする企画、開発、設計、製造、管理、財務、販売の知識を有し、実践できる総合力を有する人材
・地域に根ざした企業または地域産業の基盤となる企業の次期後継者となりうる人的魅力ある中核人材
・世界規模の視野を持ち意思決定できる起業家及び当該部署を担える人材
・広い視野、目的、目標、根拠を持ち地域経済、街づくり等へ貢献できるボランティア精神の醸成
・コンプライアンス、国際規格等への理解の醸成

 

地域未来デザイン工学科

気候変動が進むとともに社会構造・情勢も大きく変化するなか、未来を見据えた地域活性化を軸とする地域社会創生・デザインの重要性がますます高まっている。本学科は、地域における様々な課題の把握・解決のために工学的見地、特に機械知能・生体工学、情報デザイン・コミュニケーション工学、社会インフラ工学、バイオ食品工学の広い側面から必要となる知識・技術を教授し、「安全・安心」で活力ある地域未来社会の創生・デザインに寄与でき、その能力を日本国内はもとよりグローバルにも展開できることを可能とするカリキュラム編成としている。

《機械知能・生体工学コース》

対象とする教育・研究の具体的分野として「ロボット技術を活用した福祉機器」、「一次産業の機械化」、「ICTを用いた生産技術」、「高齢化社会を支える医療工学技術」、「地域医療に貢献する医用工学技術」等を想定し、機械系・情報系・生体系に関する基礎学力と問題解決能力の育成を重視したカリキュラムとしている。具体的には、機械工学の基盤を形成する材料や運動の力学、熱力学や流体力学等の基礎科目に加え、制御工学、医療工学、ロボット工学、プログラミングやメカトロニクスなどの応用科目や実験を配置し、様々な視点から学習が可能である構成としている。これにより、基礎学力の基盤の上に広い専門的視野と応用力を持った技術者として、地域や社会が抱える課題を発見し解決できる能力を養成する。

《情報デザイン・コミュニケーション工学コース》

対象とする教育・研究の具体的分野として「コンピュータシステム」、「ソフトウェア開発」、「人工知能」、「ロボット制御」、「ビッグデータ解析・処理」、「観光情報学」、「音声・画像処理」、「光情報処理」、「高度無線通信・光通信システム開発」、「LSI・電子回路設計」等を想定し、情報・電子・通信系に関する基礎学力と問題解決能力の育成を重視したカリキュラムとしている。具体的には、コンピュータ、ソフトウェア、人工知能、システム制御、通信工学、信号処理、電子回路等に関する基礎並びに応用科目、これらに関連する周辺分野の科目や実験を配置し、様々な視点から情報工学・電子工学・通信工学に関する学習が可能である構成としている。これにより、ICT(情報通信技術)に関する基礎的学力の上に、ICTを利用した地域や社会の課題解決につながるソフトウェア開発、知能デザイン、情報コミュニケーション、情報メディア等に関する応用技術やコミュニケーション・プレゼンテーションなどの汎用的スキルを持った技術者として社会で活躍できる能力を養成する。

《社会インフラ工学コース》

対象とする教育・研究の具体的分野として近未来の少子高齢化社会に向けた「寒冷地域のライフライン」、「高度情報通信社会」、「地域に適合したインフラ設備」等を想定し、社会インフラ工学に関する基礎学力と問題解決能力の育成を重視したカリキュラムとしている。具体的には、材料・構造・地盤・水工・計画・交通・環境システムや情報通信に関する基礎並びに応用科目と演習・実験科目、これらに関連する周辺分野の科目、オホーツク地域をモデルとしたエンジニアリングデザイン科目を配置し、様々な視点から社会インフラ工学に関する総合的な学習が可能な構成とする。これにより、地域特性や実務上の問題点と課題を発見し、地域の未来を見据えて社会インフラの設計・構築・維持・管理を遂行する専門技術者として社会で活躍できる能力を養成する。

《バイオ食品工学コース》

対象とする教育・研究の具体的分野として「地域に適合した一次産業支援技術やバイオ工学技術の応用」、「地域に適合した食品工学や食品科学」、「無機、有機生体材料化学」、「生物化学工学」等を想定し、バイオ食品工学に関する基礎学力と問題解決能力の育成を重視したカリキュラムとしている。具体的には、有機・ 無機化学、生物工学、食品工学等に関する基礎並びに応用科目、これらに関連する周辺分野の科目や実験を配置し、様々な視点からバイオ食品工学に関する学習が可能である構成としている。これにより、オホーツク地域をモデルとして総合的に俯瞰した上で、化学を基盤とするバイオテクノロジーおよび食品工学分野の専門知識を学習することにより、地域の素材や食品産業等における課題へのバイオ技術の応用により未来を見据えて地域社会をデザイン・活性化できる能力を備え、国際的にもバイオ食品工学分野で活躍できる人間性・社会性を備えた技術者としての能力を養成する。

《地域マネジメント工学コース》

地球環境工学科地域マネジメント工学コースの記載と同様

 

大学院工学研究科のカリキュラムポリシー

博士前期課程では、各専門分野における基盤的知識と問題解決能力を有し、創造性に富み、企画力や指導力を発揮して知の世紀をリードする、個性ある専門技術者としての能力を養成する。博士後期課程では、それぞれの専門分野の知識や技術が融合する境界領域や複数の学問分野の総合力を必要とする学際領域に対応できる、広い視野を有する高度専門技術者としての能力を養成する。それぞれの課程において独創的で高度な研究を推進する中で未来志向を喚起する教育を行うとともに、多様な異文化との協調を図りながら新しい時代を切り拓くことのできるたくましい人材を育成するために「人間力教育」の充実を図る。

博士前期課程及び博士後期課程のカリキュラム構成を以下に示す。

博士前期課程

学部段階で獲得した基礎知識を基にして、工学全体に共通する基礎技術を担う実践的な専門技術者としての素養を涵養するにあたり、個々の学生に対して指導教員を配置し、その指導のもとに学位論文を完成させる。履修科目は必修科目と選択科目からなる。必修科目は、問題解決力、創造的思考能力、実践力、コミュニケーション力等を養成するための演習、実験、講義からなる。選択科目は、専門基礎・応用力を養成する専門科目の講義、専門横断的研究力と学際分野への展開力を養成する副コース科目の講義、教養・国際性・マネジメント能力を養成する各専攻共通科目の講義、演習、実習からなる。

<機械工学専攻>

機械工学に関する高度専門科目によって基盤的学問の理解を一層深めるとともに、様々な分野の先進領域に関する発展科目によって、先端技術にも展開可能な応用力と新たな技術や製品の開発にも自発的・計画的に対応できる実践的能力を養う。

<社会環境工学専攻>

寒冷地における社会基盤技術および自然環境保全に関する知識を基礎とし、専門技術者として深い専門知識を身につけ、未知の研究課題に取り組み、専門技術者に必要な問題分析・課題設定・解決力などのエンジニアリングデザイン能力を育成する。さらに、専門技術者として必要な国際的素養とコミュニケーション能力、また広い視野から実社会の変化や異分野にも対応できる能力を養う。

<電気電子工学専攻>

電気工学あるいは電子情報通信工学に関する基礎的知識をさらに高め、周辺分野への理解と興味を広げてより深い知識と応用力を身に付ける。専攻分野において技術的問題の分析・課題の抽出・解決の模索とそれらの討論や取りまとめ・報告による提案ができる専門技術者としての基礎的能力を涵養する。

<情報システム工学専攻>

情報システム工学に関する先端知識、および知的システム設計、知識工学、光情報工学、情報数理に関する専門知識・技術を涵養し、それらを情報社会の諸課題に応用できる能力を習得させる。幅広い教養、倫理観、語学などの社会人・国際人としての深い素養と共に、高度な工学技術者あるいは研究者としての汎用的能力(文章作成、プレゼンテーション、コミュニケーション、計画立案、まとめなど)を養うための教育を行う。

<バイオ環境化学専攻>

化学を基盤としてバイオ・食品・環境分野の高水準の教育・研究を展開し、創造性に富み、高い問題解決能力を有し、さらには社会が求める新しい要素技術を企画・開発できる能力を持ち、国際的に活躍できる高度技術者・研究者を育成するように教育を行う。さらに、自らの考えを論理的に整理し正確に伝達・表明できるプレゼンテーション能力、相手の考えを正確に理解し対立点を整理し解決できるコミュニケーション能力も養う。

<マテリアル工学専攻>

学部教育における材料科学・工学分野の基礎科目を発展させた機能材料化学系と先端材料創成系の専門教育科目により、日々進展の著しい先端材料技術を習得させる。また、英語コミュニケーション教育や研究室における演習・ゼミナール、国内外での学会発表等を通じて、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の向上を図るとともに、自ら課題を見いだし、解決できる実践的な技術開発能力を涵養する。

博士後期課程

多角的で学際的な問題把握力、研究企画力、開発実践能力を涵養するにあたり、個々の学生に対して指導教員グループを組織し、その指導のもとに学位論文を完成させる。履修科目は必修科目と選択科目からなる。必修科目は、専門性、総合性、学際性、実践的研究能力等を養成するための講義、演習、実験、実習からなる。選択科目は、所属する教育研究分野の専門科目の講義、他教育研究分野又は他専攻の専門科目の講義、各専攻共通科目の講義からなる。

<生産基盤工学専攻>

生産基盤工学を構成する専門分野である「材料・物質」および「情報・システム」について高度な専門的知識・技術を習得させる。他専攻との横断的科目や学際的科目、社会性・国際性を涵養する総合的科目を習得させることによって幅広い視野と創造性を育成し、インターンシップの体験によって実践的な研究展開の手法を習得させる。また、博士研究に関連した特別研修、特別講義を履修し博士研究を遂行させることによって、生産基盤工学分野における高度専門技術者としての能力を養う。

<寒冷地・環境・エネルギー工学専攻>

寒冷地・環境・エネルギー工学を構成する専門分野である「寒冷地社会基盤」および「環境エネルギー」について高度な専門的知識・技術を習得させる。他専攻との横断的科目や学際的科目、社会性・国際性を涵養する総合的科目を習得させることによって幅広い視野と創造性を育成し、インターンシップの体験によって実践的な研究展開の手法を習得させる。また、博士研究に関連した特別研修、特別講義を履修し博士研究を遂行させることによって、寒冷地・環境・エネルギー工学分野における高度専門技術者としての能力を養う。

<医療工学専攻>

医療工学を構成する「医療機器・計測工学」について高度な専門的知識・技術を習得させる。他専攻との横断的科目や学際的科目、社会性・国際性を涵養する総合的科目を習得させることによって幅広い視野と創造性を育成し、インターンシップの体験によって実践的な研究展開の手法を習得させる。また、博士研究に関連した特別研修、特別講義を履修し博士研究を遂行させることによって、医療工学分野における高度専門技術者としての能力を養う。

[学務課 Last updated: 2017.06.12]

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