1. 北見工業大学

  2. 自然と調和するテクノロジーの発展を目指して

国立大学法人 北見工業大学〒090-8507 北海道北見市公園町165番地

大学概要

ホーム >  大学概要 >  学長メッセージ >  告辞・挨拶等

北見工業大学について
機構・センター等
刊行物
情報公開
研究・社会連携
留学・国際交流

告辞・挨拶等

平成31年度入学式告辞(2019年4月4日)

201704nyugaku

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 北見工業大学の教職員を代表いたしまして、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。 また、これまで皆さんのご成長を温かく見守ってこられたご家族の皆様にも、心からお祝い申しあげます。  

 また本日はご多用にもかかわらず、北見市長の辻様、大学後援会会長の永田様、同窓会会長の鳥越様、そして学生後援会会長の富田様にご臨席を賜り、入学式を挙行できますことに感謝申しあげます。

 本学は、地域の大きな期待を受け、1960年に国立北見工業短期大学として開学しました。当時の入学定員はわずか80名でしたが、現在では二千人を超える学生が在籍しています。今年度は、学部には10人の留学生を含む419人の新入生と12人の編入生が入学しました。また、大学院には、博士前期課程に112人、博士後期課程には9人が入学しました。その中には5人の留学生が含まれ、総勢552人の学生諸君が入学しました。

 本学の学士課程は、一昨年の改組により2学科8コース制となり、しっかりと専門分野を学ぶことはもちろんのこと、分野横断的な学際教育や課題解決型学習も充実させ、広い視野と高い応用力を身につけ、多様化・複合化する社会的課題に柔軟に対応できる技術者を養成します。さらに大学院では、グローバル化が進む社会の要請に応えられる高度専門技術者や研究者の養成を目指し、帯広畜産大学、小樽商科大学との連携を活用して非常にユニークで魅力的な教育プログラムを整えていきます。大学院に入学した皆さんに期待していただくとともに、学部に入学、あるいは編入学した皆さんは、是非、大学院への進学を目指してください。

 一方、研究面では、次世代エネルギー開発技術、冬季スポーツ科学、一次産業支援技術、そして自然災害対策に関する研究を重点研究分野として推進しているところです。いずれの研究分野も世界最先端の研究成果を地域に還元することを目指しています。皆さんも、これらの分野に関連する研究テーマに携わることができますので、大いに興味を持っていただければと思います。

 さて、皆さんは「平成最後の新入生」です。平成時代はバブル経済の最中にスタートしましたが、その後バブル経済が崩壊し、経済低迷が長期化する中、本格的な政権交代もありました。世界的にはグローバリゼーションが急速に広まり、地球規模で人・モノ・カネの流動性が高まりました。このグローバリゼーションのメリット・デメリットについては様々な見解がありますが、産業のメガコンペティションを生み、格差社会や富の集中を助長したのも事実です。この地球規模で起きた産業界・経済界のパラダイムシフトには、インターネットや通信衛星に関わる科学技術の進歩が密接に関係しています。工学を学び、我が国の将来を担う技術者となる皆さんには、是非、目先の利益だけにとらわれず、広い視野で多角的に物事を捉え、的確な判断で社会的課題を解決できる素養を身につけていただきたいと切に願います。

 また皆さんは、「Society5.0」という言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。Society 5.0では、IoTで全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの社会的課題や困難を克服し、人間中心の知識集約型社会の実現を目指しています。これにより様々な経済活動がビッグデータ化され、それを分析・活用することで新たな経済価値が生み出され、従来人間によって行われていた労働の多くが、AIやロボットに代わると予想されています。このように、皆さんがこれから学ぶ工学を専門とする技術者に求められる素養は、今後大きな転換期を迎えることは想像に難くありません。理系・文系の枠を超え、激動する社会に柔軟に対応できる応用力を磨く必要があります。

 さらに皆さんが学ぶ工学は、人類の営みを豊かにするための学問であることを忘れてはなりません。人類の営みを豊かにするためには、多様なニーズを正確に把握し、それを正しく分析する必要があります。人間の短絡的な発想による科学技術への過度な依存が、地球環境を破壊し、災害をもたらすこともあるのです。このような過ちを回避し、工学により人間社会に真に貢献するためには、科学技術の進歩のみならず、多様性に富む人間同士のコミュニケーションが非常に重要になります。インターネットが普及し、多くの人がSNSを利用するようになり、情報拡散の速度が格段に向上した現代だからこそ、正確な意思の伝達による相互理解が高いレベルで必要となるのです。そのためには、日常の学生生活の中で様々な人と積極的に出会い、多様な指向性を甘受し、相互理解を深める経験を積むことが重要になるでしょう。その第一歩として是非、新たな友人との出会いを積極的に求めてください。本学には、全国各地から学生諸君が入学しています。さまざまな歴史や文化を背景とする、さまざまな地域で育ってきた、これまで出会うことがなかったような友人に出会えるチャンスがたくさんあります。より多くの友人と意見を交わしながら人として成長し、それを皆さん自身の将来に活かして欲しいと願って止みません。

 結びになりますが、大学生活という時間は、皆さんの人生にとって非常に貴重なものになります。北見の地で、輝かしい未来への希望を胸に、一瞬一瞬を大切に生活してください。皆さんの学生生活が充実したものになりますよう祈念いたしまして、歓迎の挨拶といたします。

 

平成31年4月4日
北見工業大学長 鈴木 聡一郎
 

平成30年度学位記授与式告辞(2019年3月18日)

201704nyugaku

 学部卒業、ならびに大学院修了の皆様、学位取得誠におめでとうございます。 在学中の皆さんの努力が実り、本日学位記を授与されましたこと、北見工業大学の教職員を代表いたしまして、お祝い申し上げます。  

 また、本日はご多用の中、北見市長の辻様、大学後援会会長の永田様、同窓会会長の鳥越様、学生後援会会長の富田様にご臨席を賜り、学位記授与式を挙行できますことに感謝申し上げます。

 さらに本会場には、卒業ならびに修了生のご家族・ご親戚の皆様にも多数ご出席いただいております。この場をお借りしまして、これまでの本学へのご支援、ご協力に感謝いたしますとともに、お子様の新たな門出に心よりお慶び申し上げます。
 
 本日、晴れて学士の学位を取得された方は366人、修士の学位は98人、博士の学位は7人の方が取得されました。この中には15人の外国人留学生が含まれています。皆さんが学位記を授与されたことは、もちろんご自身の学生生活における努力の賜物と言えますが、ご家族を始め友人や研究室の仲間、そして指導教員など、周囲の大きな支援と協力があってこそ成し得たことでもあります。是非、お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れずに、この経験を今後の人生に活かしていただきたいと思います。

 さて、皆さんが本学で学んだ工学は、自然科学を母体とし、基礎科学の進歩と技術の発達を伴い、より豊かな生活を求める人類の欲求が、その発展を長きに渡り支えてきました。しかしながら、昨今では、科学技術への過度な依存が地球環境を破壊し、自然災害発生のトレンドを変え、記憶に新しいところでは昨年9月に発生した北海道胆振東部地震による電力供給システムのブラックアウトのように、自然災害に起因する人災が散見されるようになりました。これから、工学を学んだ技術者として日本社会の将来を担う皆さんは、これまでに学んだ専門知識だけでなく、広い視野で多角的に物事をとらえ、課題解決に向かう姿勢が重要になるでしょう。

 また、今後の日本社会に大きな影響を及ぼすSociety 5.0は、ご存知の通り仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会を目指すものです。IoTで全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、今後ますます深刻となることが予想される少子高齢化や地方の過疎化、貧富の格差など、我が国が抱える課題を克服することを目標としています。近い将来AIの実用化が急速に進み、ビッグデータを活用して必要な情報が必要な時に、より正確に提供されるようになり、産業の在り方までを大きく変えていくものと予想されます。

 これからは、このようなイノベーションを通じて起こり得る、様々な社会的変革をしっかりと受け止め、臨機応変に対応し、飲み込まれることなく乗り越えていく力が必要となります。医療技術の発展により、人生100年時代を迎えようとしている今、皆さんは何度もこの荒波を乗り越えていくことになるかもしれません。そのような時こそ、本学で身につけた知識や経験、人間ネットワークを最大限に活かし、日本社会を正しく先導する技術者として活躍していただきたいと切に願っております。何かの機会に本学を訪ねていただいたときには、本学もまた皆さんの予想をはるかに上回る発展を遂げた姿をお見せしたいと思います。

 厳しい寒さも和らぎ、春の訪れを感じる季節となりました。本日、このように盛大に学位記授与式を挙行できましたことに、改めまして感謝申し上げますとともに、卒業生・修了生の皆様の新たな門出を祝い、今後益々のご活躍を祈念いたしまして学長告辞といたします。

 改めまして、学部卒業、大学院修了おめでとうございます。

 

平成31年3月18日
北見工業大学長 鈴木 聡一郎
 

 

 

 

 

 

 

[総務課 Last updated: 2019.04.04]

PAGE TOP