1. 北見工業大学

  2. 自然と調和するテクノロジーの発展を目指して

国立大学法人 北見工業大学〒090-8507 北海道北見市公園町165番地

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平成29年度入学式告辞(2017年4月5日)

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新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
北見工業大学の教職員、学生を代表いたしまして、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。そして、これまで皆さんを育て、温かく見守ってこられたご関係の皆様にも、心からお祝いを申しあげます。

本日はご多用にもかかわらず、北見市副市長の渡部様、北見商工会議所専務理事の小原様、同窓会会長の鳥越様、そして学生後援会会長の富田様にご臨席を賜り、入学式を挙行できますことに感謝申しあげます。

今年度は、学部には432人の新入生と四人の編入生が入学されました。その中には、4人の海外からの留学生が含まれます。

さて、入学生の皆さんが学生生活を営むことになるこの北見市の周辺には、世界自然遺産に登録された「知床国立公園」をはじめとして、4つの国立公園があります。北見市は、このような豊かな自然環境にあるオホーツク地域の中核都市で、晴天の日が多い爽やかな土地です。本学は、そのような自然環境に恵まれた北見市に、1960年に設立された工科系大学で、「自然と調和するテクノロジーの発展を目指して」の標語を掲げ、特色ある教育・研究を進めてきております。
しかしながら、少子高齢化をはじめとして、近年の社会情勢の変化は益々激しくなり、地方の国立大学である本学は、これからの教育・研究面において、本学としての特色をこれまで以上に明確にする必要があります。
本学の特徴としましては、先程申し上げた「恵まれた自然環境」が一つです。そして、もう一つの特徴は、他の多くの工業大学が、いわゆる「工業地帯」に立地するのに対し、本学は、農業をはじめとする「一次産業」を基盤とする地域に立地することです。

このような特徴を背景に、本学は、この4月に学士課程の改組を実施し、これまでの6学科体制を2学科に再編しました。2つの学科の名称は、「地球環境工学科」と「地域未来デザイン工学科」です。
先の二十世紀は、鉱工業が飛躍的に進展し、大量のエネルギー消費と大量の工業製品の生産が進みました。しかし、その結果として、この二十一世紀には、地球温暖化をはじめとして、大量の廃棄物処理など、たくさんの解決しなければならない地球環境問題が残りました。この地球環境問題は、世界的な課題であり、どの産業分野においても、必ず取り組まなければならない重要な課題となっています。「地球環境工学科」では、これまでの学問体系である、「機械」、「電気・電子」、「情報」、「化学・材料」、「土木」等、基幹の「分野」を基盤とした上で、異なる分野間の連携のもと、総合的に地球環境問題・エネルギー問題に取り組む仕組みを導入しています。
また、一次産業を基盤とするオホーツク地域に立地する本学としては、「工学技術」をもって「一次産業」を支援し、そのことにより、「地域」の活性化、そして発展に貢献することも、一つの重要な使命であります。加えて、本学の有する工学的基盤を総合的に活用し、魅力ある地域社会を構築することも重要になります。
「地域未来デザイン工学科」では、やはり従前の学問体系を基盤としつつ、様々な地域課題を教材として、その解決に向けて積極的に取り組みます。そして、皆さんには、これからの技術者に求められる「幅広い視野」を身につけ、「地域」ばかりでなく、広く「日本」そして「世界」で活躍していただくことを意図しております。
今回の2学科への改組は、「本学のミッションの再定義」及び「本学が重点を置く、果たすべき役割」を踏まえた上で、「北見工業大学」としての方向性を明確にしたものです。加えまして、近年のITの目覚ましい発展に伴い、社会情勢が大きく変化するとともに、学問分野においても、異なる分野間の連携による新たな学際領域への取り組みも重要となってきています。今回の新たな仕組みの導入は、そのような新しい動きにも柔軟に対応できる体制を目指してしています。
この学科改組につきましては、多くの批判的意見があったのも事実です。その代表的なものは、「それぞれの学科で、何が学べるのか、よくわからない」、というご意見です。入学された学生の皆さんの中にも、不安をお持ちの方がおられると思います。
この点につきまして、「誤解されがちな点」について若干の説明をさせていただきます。新たな仕組みは、決して、これまでの学問体系の重要性を否定するものではありません。例えば、入学時の現段階において、従前の「機械工学科」で学べた「機械工学」を学びたいと強く考える学生もいると思います。そのような強い希望を持った学生は、これまでと同様にしっかりと「機械工学」を学べるようになっています。他の分野についても同様です。
その一方で、現時点で、進みたい方向が十分に確定していない学生もいることと思います。そのような学生は、1年次の科目を通じて、先程申し上げた、「これからの時代に重要となってくるであろう、学際領域の分野」を含め、自分に適した進路を選ぶことができ、自分に相応しい工学を身につけることが可能となります。これらの点につきましては、明日以降の、学科ガイタンスにおいて、良く耳を傾け、新しい仕組みをしっかりと理解していただきたいと思います。
今回の学科の再編は、確かに大きな改革です。しかし、皆さんは、様々な不安を乗り越えて、本学を選んでくれました。皆さんのチャレンジ精神に敬意を表したいと思います。そして、皆さんの期待に応えるために、私ども教職員は、一丸となって、新しい学科を魅力あるものにする所存であります。その際、皆さんの力が是非とも必要になります。力を合わせて、魅力ある「北見工業大学」を創りましょう。

さて、大学院に関しましては、前期課程に107人、後期課程には4人が入学されました。皆さんの大学院へのご入学を心から歓迎いたします。その中には、2人の海外からの留学生が含まれます。ご入学、おめでとうございます。
皆さんには、これまでの勉学を通じて修得した知識を基盤として、さらに応用開発に展開できる実践的な能力やより高い問題解決能力を身につけていただきたいと思います。その際に、ご自分の専門分野以外についても興味を持ち、幅広い視野を培ってください。そして、科学技術立国を標榜する我が国において、技術集団の核となり、次の時代を切り拓く人材となられることを心から期待しています。

さて、大学という場所は、当然のこと、本来の学業にしっかりと取り組む場所ですが、それに加えて、様々な観点におきまして、人間的に大きく成長するための場所でもあります。本学において過ごす時間は、皆さんにとって、大変貴重な時間です。時間を有効に使うとともに、多くのことにチャレンジして、自分を大きくするよう取り組んでいただきたいと思います。皆さんが、このような貴重な時間を持てるのも、周りの方々のご理解とご支援があってのことです。周りの方々への「感謝の気持ち」を忘れることなく過ごしていただきたいと思います。

結びになりますが、入学生の皆様には、先ずは健康に注意して、充実した学生生活を送られることを心から願って、歓迎の挨拶といたします。

改めまして、入学おめでとうございます。

 

平成29年4月5日
北見工業大学長 髙橋 信夫

 

 

 

平成28年度学位記授与式告辞(2017年3月17日)

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学部卒業、大学院修了の皆さん、学位取得おめでとうございます。

 皆さんのこれまでの努力が実り、めでたく学位記を授与されましたことに敬意を表し、北見工業大学の教職員を代表いたしまして御祝いを申し上げます。

 本日はご多用な折にもかかわらず、北見市長の辻様、JAきたみらい専務理事の大坪様、同窓会会長の鳥越様、学生後援会会長の富田様にご臨席を賜り、学位記授与式を挙行できますことに感謝申し上げます。

 本年度は、学士の学位記を376人に、修士の学位記を93人に、そして博士の学位記を6人に授与いたしました。この中には20人の留学生が含まれます。皆さんが学位記を授与されたことは、皆さんご自身の努力のたまものであることはもちろんのことでありますが、これまで皆さんを温かく見守り続けてこられたご家族を始めとした、周りの方々の様々な支援のおかげでもあります。お世話になった方々への感謝の気持ちを大切にしていただきたいと思います。

 本日は、この場にご家族の皆様にも多数ご出席いただいております。ご家族の皆様にも心からお慶びを申し上げます。

 さて、学士課程を卒業される皆さんが入学したのは2013年の4月です。その2年前になりますが、2011年の3月11日には、悪夢のような東日本大震災が起こりました。それ以降も毎年のように様々な大きな自然災害が発生しています。この一年間でも、昨年4月に発生しました熊本地震があります。そして8月には、ほとんど台風に見舞われることのなかった北海道に、たて続けに3つの台風が上陸し、十勝地方とこのオホーツク地方に大きな被害がもたらされました。自然界ばかりでなく人間社会におきましても、イギリスのEUからの離脱や、アメリカ合衆国大統領のオバマ氏からトランプ氏への交代等、大きな出来事が続いております。この世の中、そう簡単には穏やかで安定した時代にはならないということかと思います。

 そのような中、卒業あるいは修了される皆様の多くは、工学技術者として社会に船出することになります。そして、社会の荒波に身を揉まれ、様々な困難に遭遇することになりますが、皆さんは北見工業大学で学んだことを活かして、それらの困難を乗り越えて、若々しい技術者として活躍してくれるものと私は確信しております。

 工学に携わる私どもの基本は、研究等の取組対象に真摯に取り組み、地道な作業を継続し、確実に結果を積み上げることであります。

 昨年のノーベル生理学・医学賞を東京工業大学栄誉教授の大隅良典先生が受賞されました。先生は長年にわたり、酵母を相手にコツコツと顕微鏡をのぞく地道な作業を続けられました。そして、細胞のリサイクル機能「オートファジイ」の仕組み解明に到達されました。先生は「人類の歴史と未来に思いを抱きつつ、自分らしく生きる」というお言葉を書き留めておられます。奥行きの深さばかりでなく、先生のお人柄と温かみの現れたお言葉と感じました。

皆様におかれましても、工学を学んだ者として、その基本をしっかりと守り、その上で夢を大切に、そしてその実現を信じて、前向きに様々なことにチャレンジしていただきたいと思います。

そして、5年先、10年先、大きく成長して母校である北見工大を訪ねてきていただきたいと思っております。私ども大学の教職員も、生き生きとした大学として確実に発展している北見工大の姿を皆様にお見せできるようにしたいと思っております。お互い頑張りましょう。

 この冬は激しい吹雪もなく、比較的過ごしやすく感じられました。さらに、今日この頃は日中の日射しも強く雪解けも進み、春の訪れが強く感じられるようになりました。皆様の新たな船出を祝福するのに相応しいこの季節を迎え、本日、このように盛大に学位記授与式を挙行できましたことに改めまして感謝申し上げますとともに、卒業生・修了生の皆様のこれからのご健勝とご活躍を心から祈念いたしまして、学位記授与式にあたりましての告示といたします。

皆さん、本当におめでとうございます。

平成29年3月17日
北見工業大学長 髙橋 信夫

 

[総務課 Last updated: 2017.06.13]

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