本学大学院修了生が令和7年度日本緑化工学会賞「研究奨励賞」を受賞
このたび、本学大学院修了生の矢尾板晃弘さん(論文発表時:博士前期課程 社会環境工学プログラム2年、指導教員・中村大教授)が、令和7年度日本緑化工学会賞「研究奨励賞」を受賞しました。
日本緑化工学会は、緑の再生、創出、保護、管理等に関する研究を推進し、緑化技術の向上・発展、自然環境の保全、生態系の早期回復、生活環境の改善等に寄与することを目的とした学術団体です。同学会では、緑化工に関して特に優れた業績をあげた会員を対象に「日本緑化工学会賞」を授与しており、そのうちの研究奨励賞は、若手会員を対象として、今後の発展が期待される優れた研究成果を顕彰するものです。
9月1日(火)~3日(木)、帯広畜産大学で開催された「第57回日本緑化工学会大会」において授賞式が行われ、現在は株式会社ドーコンに勤める矢尾板さんも出席し、表彰状が授与されました。
矢尾板さんは在学中、寒冷地における植生工の適用性向上を目的として、草本植物の根系による地盤補強効果と凍結融解作用の影響に関する研究に取り組み、2編の学術論文を発表しました。植物根系が土の力学特性に及ぼす影響を定量的に評価するとともに、その結果を斜面表層の安定性と関連付けて検討することで、植生による地盤補強効果について明らかにしました。
これらの研究成果は、植生工が有する地盤補強機能について新たな知見を示すとともに、凍結融解が生じる寒冷地における植生工の適用性を考える上で有用な知見を提供するものです。
また、在来種を活用した斜面安定対策への応用も期待されることから、今後の発展が期待される優れた研究として評価され、今回の受賞につながりました。
なお、本研究は本学地域と歩む防災研究センター(SAFER)で取り組んでいる、積雪寒冷環境における地盤防災・減災技術の研究・開発に関する成果の一つです。
[受賞題目]
「凍結融解環境下における植生工の地盤補強効果と斜面安定性に関する研究」

