北見工業大学

大学概要

学長メッセージ(2018年5月)

学長

 北見工業大学は日本最北の国立大学法人として、北海道東部オホーツク圏の中核都市・北見市に立地しています。周辺には、世界自然遺産に登録されている知床を始め4つの国立公園が広がり、厳しく鮮やかな四季折々の景色と豊かな自然に恵まれた地域となっております。このような環境において、北見工業大学では「自然と調和するテクノロジーの発展」をキーワードに、「人を育て、科学技術を広め、地域に輝き、未来を拓く」という理念のもと、専門分野の基盤的な技術や知識を有するだけでなく、分野横断的な学際領域や新しい分野の開拓にも柔軟に対応できる人材の養成を使命とし、地域の知の拠点としての役割を担っています。

 開学以来、19,000人を越える卒業生・修了生を、様々な産業分野で活躍する専門技術者として、日本全国の企業や官公庁等に輩出し、高い評価を得てきました。しかし近年の社会情勢は、ICT技術の急速な発展を背景として急激に変化しており、世界が直面する課題は極めて多様化・複合化しています。これらの課題に柔軟に対応し解決するために、確実な基礎学力と専門知識を持ちながらも、特定の専門分野に偏らない広い視野と応用力を備えた人材の必要性が増しています。

 そうした人材を輩出することを目指して、北見工業大学は長い歴史の中で築き上げてきた専門分野ごとの教育研究組織を見直し、2017年4月、工学の基盤となる6つの専門分野が融合した、2学科8コースで構成される新組織に生まれ変わりました。また、多様なアクティブラーニング科目を設定し、工学技術者としてコミュニケーション能力や課題解決能力を磨き上げるカリキュラムを提供しています。

 研究面では、北海道やオホーツク地域などが抱える問題を、工学技術をもって解決する特色ある研究を推進し、成果を地域に還元しグローバルに展開することを目標としています。

 大学が果たすべき役割は教育、研究の他にも社会連携、国際貢献等、多岐にわたります。これらの役割を十分に果たすことは容易なことではありませんが、「優れた教育研究を実行し、その成果を社会に還元する」ため、本学、そして地域が直面する様々な課題に教職員一丸となって誠心誠意取り組んでまいります。

 今後とも、本学へのご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

国立大学法人北見工業大学長
鈴木 聡一郎

告辞・挨拶等

[企画総務課 Last updated: 2023.04.07]