ディプロマポリシー
工学部のディプロマポリシー
北見工業大学は、次に示す大学全体としての基本ディプロマポリシー、並びに地球環境工学科と地域未来デザイン工学科の2学科それぞれにおける学科ディプロマポリシーに示された素養・能力を身につけた者に対して学位を授与します。なお、各学科のコースにおいては、コースごとにディプロマポリシーを策定し、学科ディプロマポリシーの付帯条件とします。
基本ディプロマポリシー
- 工学についての確実な基礎学力と応用能力を有する。
- 主体的に問題を解決できる能力と広い視野を有する。
- 工学技術者として他者との協働に必要なプレゼンテーション能力・コミュニケーション能力を有する。
- 国際社会に適応可能な語学力を有する。
- 工学技術者として倫理観と責任感を有する。
地球環境工学科
エネルギー、環境防災、先端材料物質の各基盤専門分野の知識・技術を修得し、様々な側面から地球環境問題の解決に寄与できる能力を有するとともに、課題の「発掘」から「解決」に至るプロセスを主体的に見出し、多面的・融合的に「考える力」を身につける。
《エネルギー総合工学コース》
熱エネルギー・流体エネルギー・電気エネルギー・化学エネルギーに関係するエネルギー工学の基礎並びに応用知識を有し、広い視野を持ったエネルギー技術者として社会におけるエネルギー業界および産業界のエネルギー関連部署等における工学的課題に柔軟に取組み、産業の発展に幅広く貢献できる能力を有する。
《環境防災工学コース》
地球環境、寒冷地の自然、環境工学および防災工学に関する十分な基礎学力並びに幅広い知識に加えデータ解析能力、実践力、コミュニケーション能力を有し、自然との密接な繋がりを認識した上で人々の安全・安心な生活に対する環境工学と防災工学の役割が理解でき、社会の要請に応えられる能力を身につける。
《先端材料物質工学コース》
自然科学や工学に関する基礎知識に加え各種材料工学・物質工学に関する専門知識及び実験技術を修得し、課題解決のための情報収集能力及び論理的思考力を備え、責任をもって課題に取り組み、十分なコミュニケーション・プレゼンテーション能力の下で情報発信ができる。
《地域マネジメント工学コース》
- ・工学について、主たる専門性とともに複数の専門基礎学力とそれを結びつける素養を有する。
- ・工学だけでなく社会科学も含めた幅広い領域の知識を有する。
- ・主体的に問題を解決できる能力と物事を俯瞰する能力を有する。
- ・工学技術者として活躍するために必要な「自己表現力、対話(折衝)力、自己管理力、チームワーク・リーダーシップ、創造的思考力」を有する。
地域未来デザイン工学科
社会における様々な課題の把握・解決のために、機械知能・生体工学、情報デザイン・コミュニケーション工学、社会インフラ工学、バイオ食品工学の各基盤専門分野の知識・技術を修得し、安全・安心で活力ある「地域社会の創生・デザイン」に寄与でき、その能力を日本国内はもとよりグローバルにも展開できる意欲を身につける。
《機械知能・生体工学コース》
機械工学の基盤を形成する材料や運動の力学、熱力学や流体力学等の基礎知識に加え、制御工学、設計・製造工学、医療・生体工学、ロボット工学、プログラミング、人工知能やメカトロニクスなどの専門知識を有し、機械の知能化ならびに工学的アプローチによる医療・生体支援等に必要となる応用知識と広い視野を備え、多様化する地域社会の課題を主体的に解決し、ヒトと機械が調和する未来社会のデザインと創生に貢献できる。
《情報デザイン・コミュニケーション工学コース》
ICT(情報通信技術)に関する基礎知識、並びにソフトウェア開発、知能デザイン、情報コミュニケーション、情報メディアに関わる専門的な知識やコミュニケーション・プレゼンテーションなどの汎用的スキルを持ち、それらを基に、システム開発や地域社会における課題の解決に未来を見据えながら取り組むことができる能力を有する。
《社会インフラ工学コース》
材料・構造・地盤・水工・計画・交通・環境システムと情報通信に関する知識に基づいて、地域特性や実務上の問題点と課題を総合的に理解することができ、地域の未来に相応しい社会インフラの設計・構築・維持・管理に必要な広い専門的視野と国際的に通用する能力を身につける。
《バイオ食品工学コース》
有機・無機化学、生物工学、食品工学等に関する基礎知識、並びに、化学を基盤とするバイオテクノロジーおよび食品工学分野の専門知識を有し、地域や社会における素材や食品産業等における課題へ対応するための幅広い教養と倫理観、危機管理能力、情報収集能力、論理的思考力、語学力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を有する。
《地域マネジメント工学コース》
地球環境工学科地域マネジメント工学コースの記載と同様
大学院工学研究科のディプロマポリシー
博士前期課程
学部で獲得した基礎知識および大学院博士前期課程で獲得した先端的な知識を基にして、工学分野での基盤技術を修得するとともに、社会に貢献する基礎研究や応用研究、製品開発を行うことができる実践的な専門技術者としての資質を身につける。
<機械電気工学プログラム>
機械工学、電気工学およびそれらを取り巻く関連分野についての多面的かつ高度な理解と習熟に基づく基礎力と応用力を背景に、機械・電気工学分野はもとより学際的・境界領域分野の発展において専門技術者として創造性を発揮し、主導的な役割を担うことができる実力を修得する。
<社会環境工学プログラム>
グローバルとローカルの視点から、課題を見極め、解決策を考え、地域やそこに住む人々の持続可能な発展に貢献できる。また、社会基盤の開発・防災や自然環境保全に関する工学技術者として、確実な学力と十分な専門知識を身につけ、工学技術者としての高い倫理観や責任感の下に他分野の専門家と協働し、謙虚に社会や自然と向き合うことができる。
<情報通信工学プログラム>
情報システム工学および電子情報通信工学に関する専門知識、およびそれらを情報社会の諸課題に応用できる能力を習得し、問題分析、課題抽出、解決法の考察、計画立案、プレゼンテーション、コミュニケーション、文章作成などの専門技術者としての汎用的能力を身につける。
<応用化学プログラム>
工学に関する基礎知識に加え、材料工学、物質工学、生物工学、食品工学等の応用化学領域の専門知識および技術を有し、十分な社会性、倫理観、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を備え、社会・産業の課題解決に、広い俯瞰的視点、論理的思考で柔軟に取り組むことができる。
<マネジメント工学プログラム>
技術の社会実装を十分に意識した研究・開発の企画・運営を担い、技術の実用価値実現に至る一連のプロセスを管理できる能力を備えていること。さらに、これら工学技術の社会実装による社会への貢献を実現するために必要な幅広い知識・スキルとそれらを基盤とした応用力と柔軟性を有し、物事を俯瞰的に捉えることができる能力を修得していること。
博士後期課程(令和5年度以降入学生)
<共創工学専攻>
本専攻は専門知識に裏付けられた科学的な根拠と倫理的な責任を持ち、集団的知性(集合知)により持続社会の形成に資する知のプロフェッショナルを育成・輩出する。このため、以下の要件を満たす学生に学位を授与する。
- 1.課題の本質を捉え、多様な専門知識を複合・相乗・転化した集合知により解決を図る能力
- 2.課題の定式化から意志決定までの全てのプロセスに責任を持って主体的に関与できる能力
- 3.国内外の多様な人々と共創し、社会に受容される新しい価値を創造する能力
博士後期課程(令和4年度以前入学生)
広い視点から工学体系全体を把握し、境界領域、学際領域の創造的な学術研究を積極的に推進する幅広い視野と創造性を有する、高度な専門技術者としての資質を修得している人
<生産基盤工学専攻>
学術研究を積極的に推進する幅広い視野と創造性を持ち、生産基盤工学分野における高度な専門技術者としての素養を修得していること
<寒冷地・環境・エネルギー工学専攻>
学術研究を積極的に推進する幅広い視野と創造性を持ち、寒冷地社会基盤工学、エネルギー利用技術、自然環境保全工学分野における高度な専門技術者としての素養を修得していること
<医療工学専攻>
学術研究を積極的に推進する幅広い視野と創造性を持ち、医療工学分野における高度な専門技術者としての素養を修得していること
問合せ先
北見工業大学 教務課 教務企画係
〒090-8507 北海道北見市公園町165番地
TEL:0157-26-9172 FAX:0157-26-9185
E-Mail:kyoumu03*desk.kitami-it.ac.jp
(送信の際に*を@に変更してください)
[学務課 Last updated: 2023.04.17]