【論文発表】藍藻 Synechococcus elongatus の増殖を促進する細菌 Rhodococcus sp. AF2108 の作⽤機構 を安定同位体・トランスクリプトーム解析で探索
2026年7月17日付けのプレスリリースを公開しました。
プレスリリース概要
藍藻 Synechococcus elongatus の増殖を促進する細菌 Rhodococcus sp. AF2108 の
作⽤機構を安定同位体・トランスクリプトーム解析で探索
このたび、環境大善株式会社と北見工業大学との共同研究の成果が、学術誌「Algal Research」オンライン版に2026年6⽉19⽇付で掲載されました。
[研究のポイント]
- ・細胞同⼠が直接接触しない膜分離型の共培養系(別府フラスコ)※1 を⽤い、Rhodococcus sp. AF2108 が放出する拡散性の物質だけでも、藍藻 Synechococcus elongatus PCC 7942の増殖が促進され、クロロフィルa量は単独培養と⽐較して約11.5倍に増加しました。
- ・炭素・窒素の安定同位体⽐解析※2 により、共培養下でδ13Cおよびδ15Nがともに上昇し、重炭酸イオン(HCO3⁻)の利⽤やCO2の再固定、窒素の代謝回転が⾼まっている可能性が⽰されました。
- ・トランスクリプトーム解析※3 により、カルビン・ベンソン回路、TCA回路、GSGOGAT回路、アミノ酸・クロロフィル⽣合成などに関わる遺伝⼦群の発現上昇と、鉄関連トランスポーター遺伝⼦の発現変化を検出しました。
[論文情報]
- ・雑誌名:Algal Research
- ・論文名:Metabolite-mediated enhancement of Synechococcus elongatus PCC 7942 growth by Rhodococcus sp. AF2108: Insights from stable isotope and transcriptomic analyses
- ・著者:Pei Yu Tan1、Yuta Kato1, 2、Akihiro Hachikubo3、Masaaki Konishi3(1Graduate School of Engineering, Kitami Institute of Technology、2Kankyo Daizen Co., Ltd、3Faculty of Engineering, , Kitami Institute of Technology)
- ・DOI:10.1016/j.algal.2026.104803
※詳しくは、プレスリリースをご覧ください。
