本学大学院生が「Chitose International Forum on Science & Technology 2025」においてBEST PAPER AWARDを受賞
9月4日(木)~5日(金)、公立千歳科学技術大学(千歳市)で開催された「Chitose International Forum on Science & Technology 2025」において、本学大学院生の市川晴雪さん(博士後期課程 共創工学専攻2年、指導教員:陽川憲准教授)がBEST PAPER AWARDを受賞しました。
市川さんは、「Increased Lettuce Yield by LED irradiation to Roots in Hydroponics」という題目で発表を行いました。
自然環境において、地面の下で生育する植物の根は、生育環境の変化などで光を受けるとエネルギーを消費して伸長を促進させて、光からの逃避を図り暗い地面に戻ろうとします。この性質を利用して、人工的な水耕栽培の環境において防水LEDを用いてレタスの根に光照射を行うことによって、根バイオマスの増加や、可食部である葉の増産を目指しました。その結果、葉の生重量の増加や、それに伴って起こる生理学的な現象が明らかになりました。
今後、植物工場などといった人工環境における植物栽培での収穫量アップに向けた、独創的な光の利用についての基礎的な知見となる本発表内容が高い評価を受け、本フォーラムにおける最高賞を受賞するに至りました。
[企画総務課 2025/09/30 更新]