教員の紹介

研究者情報
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学位
工学博士
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担当授業科目
情報デザイン・コミュニケーション総合工学I,情報デザイン・コミュニケーション総合工学II,オートマトン,プログラミング入門,ディジタル信号処理,地域未来デザイン工学入門
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専門分野
信号処理
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研究テーマ
センサアレイを用いる信号数検出と信号源定位のための信号処理,信号処理アルゴリズムの効率評価クラス・ライブラリ開発,オホーツク管内小中学校のための情報管理システム開発,コウモリの大脳皮質FM-FMニューロンによる距離識別の研究
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研究内容キーワード
超分解能信号源定位,信号数検出,最大尤度法,情報量規範,情報処理システム,FM-FMニューロン
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所属学会
電子情報通信学会,IEEE
研究室の概要
本研究室では、センサアレイを用いる信号数検出と信号源定位のための信号処理アルゴリズムを研究している。特に、観測データ数が少なくても、雑音に強く、計算効率が良く、分解能の高い手法を研究している。その他に、信号処理アルゴリズムの効率評価クラス・ライブラリ開発、オホーツク管内小中学校のための情報管理システムの開発、およびコウモリの大脳皮質FM-FMニューロンによる距離識別の研究に取り組んでいる。
研究室の研究テーマ
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センサアレイを用いる信号数検出と信号源定位のための信号処理
弱い受信信号の品質を高めて通信エリアを広げるには、信号発信源の位置情報が利用できる。本研究室では、音を複数のマイクロホンあるいは電波を複数のアンテナで受信し、受信データ数が少なくても、また受信信号が弱くても、到来信号数と信号到来方位が精度よく、効率的に求められるアルゴリズムを研究している。本研究では、これまでに極めて精度が高く、雑音に強い方法を開発したが、計算量が非常に多いことが難点である。精度を保って計算量を減らすことに取組んでいる。
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オホーツク管内小中学校のための情報管理システム開発
オホーツク管内小中学校の事務職員および教諭の間では、各種事務処理等の電子化を望む声があがっているが、電子化は思うように進んでいない。本研究室では、本コースで学んだ情報システムに関する知識と技術を生かし、かつさらに高度な技術と知識を身に着けて、オホーツク管内小中学校のための備品管理および蔵書管理のための情報管理システム開発している。
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コウモリの大脳皮質FM-FMニューロンによる距離識別
コウモリの大脳皮質聴覚野には、時間的に一定パターンで周波数が変化するFM信号の遅延を伴うペア(対)に反応するFM-FMニューロンが規則正しく並んだ領域が3つあり、FF野、DF野、VF野と名付けられている。コウモリは、これらの領域のニューロンにより、こだま定位を行っている。本研究では、神経生理学的な調査により得られたニューロンの性質に基づいて、どの程度の距離識別能力があるかを見積もり、行動学的調査による結果と比較する。