北見工業大学

大学概要

教員の紹介

羽二生 稔大
HANIU Toshihiro
エネルギー総合工学コース / 助教
機械電気系

研究者情報

  • 学位

    博士(工学)

  • 担当授業科目

    エネルギー工学実験I,エネルギー工学実験II,設計製図,エネルギー総合工学I,エネルギー総合工学II

  • 所属学会

    日本機械学会,日本航空宇宙学会,可視化情報学会

研究室の概要

 社会のエネルギー約8割は「熱」として存在していて、究極の省エネルギー社会を実現するには、「熱」の有効利用が必要です。再生可能熱源や廃熱は、大きな温度差がとれないので、熱を蓄えて大きな熱源にしてから使うのが有効なのです。また、熱を利用する際には、適正な温度に制御することが必要であり、熱の伝わり方や冷凍空調技術の研究は大切です。
 伝熱システム研究室は、「(1)究極の省エネルギー社会の実現」、「(2)伝熱システムを使う豊かな社会の実現」を最終目標として研究しています。近年の研究テーマは、蓄熱高速化、スターリング冷凍機、多相流体の流動と伝熱、マグナス風車などがあります。当研究室では、実験的研究と熱移動シミュレーションを併用し、熱移動現象の解明や実機への応用に挑んでいます。

研究室の研究テーマ

  • 蓄熱・熱輸送システムの研究開発

     工場廃熱、地熱(温泉熱)などの未利用熱を回収蓄熱し、熱輸送して放熱利用するシステムの構築を目指します。大きな熱量をコンパクトに貯蔵し、高い効率で輸送して利用する技術の確立が目標です。
    研究内容:物質が融解するとき、大きな熱エネルギー(融解潜熱)を蓄えることができます。潜熱蓄熱材にカーボンナノチューブを可溶化分散することによる蓄・放熱高速化、潜熱蓄熱材を微細化水中分散することによる大熱量輸送を実現するための研究を、実験とシミュレーションを併用して進めます。
    実用・応用:空気調和、住宅設備、地中加温栽培、エンジン暖機

  • スターリングサイクル冷凍機の研究開発

     スターリングサイクル冷凍機は、気体単相で駆動する冷凍機であり短い時間で約-160℃まで急速に冷却でき、様々な用途への応用利用が期待されます。冷却性能の向上を実現し、広範な使用要望に応えられるよう研究開発を進めています。
    研究内容:冷凍機に内蔵される再生器を往復流動する作動流体の熱移動および流動状態を、主にシミュレーションによって解析を行います。
    実用・応用:電子部品検査、細胞凍結、ワクチン冷却保存

  • マグナス風車の研究開発

     マグナス風車は、円柱型翼の回転により発生する揚力により駆動し、高い静粛性を保ちつつ高効率の風力・波力発電が可能です。十分な静粛性を実現できれば、住宅地近郊での風力発電システムの設置が実現できます。
    研究内容:様々なフィン形状を付帯する円柱型回転翼を3Dプリンターで製作し、流れが一定の水路中に設置して回転させた時の流体力や流れ場の測定を行います。
    実用・応用:風力発電、波力発電