交通工学研究室の吉田昴さんが土木学会第30回舗装工学講演会において優秀講演者賞を受賞
8月27日(水)~29日(金)、北海道科学大学(札幌市)で開催された「第30回舗装工学講演会」(主催:公益社団法人 土木学会)において、交通工学研究室に所属する吉田昴さん(博士前期課程 工学専攻 社会環境工学プログラム1年、主指導教員:富山和也教授)が、優秀講演者賞を受賞しました。
この賞は、本講演会において優れた研究発表を行った35歳未満の若手研究者・技術者に贈られるものです。
吉田さんは今年度、JSPS科研費(23K4056)の助成を受け、大林道路株式会社と共同で実施している研究の成果について「歩行者の体幹加速度に影響を及ぼす路面についての検討」と題し、口頭発表を行いました。
近年日本では、人を中心とした歩行空間の整備が進められており、歩行者との接点となる路面の安全・快適が非常に重要となっています。本研究では、歩行者の体幹加速度(動揺)に着目し、平坦路面に比べ凹凸路面で動揺が大きくなることを明らかにしました。
これまで、歩道路面の維持管理においては、道路管理者の目視点検や利用者からの通報に基づく主観的な評価に依るところが大きく定量化が困難でしたが、本研究成果は、科学的根拠に基づく客観的な路面評価につながるものとして、その将来性が認められての受賞となりました。
[発表題目]
吉田 昴,富山和也,盛 祥平,森石一志:歩行者の体幹加速度に影響を及ぼす路面についての検討,土木学会第30回舗装工学講演会,北海道札幌市,2025年8月.
[関連リンク]
- ・北見工業大学交通工学研究室:https://linktr.ee/transp.kit
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講演発表の様子 | 舗装工学論文編集小委員長より表彰を受ける吉田さん |
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講演会に参加した研究室メンバーとの記念撮影 |