地球環境工学科1年の田邊康太さんが気象予報士試験に合格しました
このたび、令和7年8月に実施された第64回気象予報士試験の合格者が発表され、本学地球環境工学科1年の田邊康太さんが合格し、気象予報士として登録されました。
気象予報士は国家資格の一つであり、気象予報士試験は、その合格者が気象現象の予想を適確に行うに足る能力を持っていることを認定するために行うものです。
田邊さんは、本学入学前から同試験に向けた準備を進めており、入学後も学習環境の整ったキャンパスで、日々の大学生活と自主学習を両立しながら継続し、その努力が実を結んで今回の合格へとつながりました。
第64回気象予報士試験は、受験者4,048名のうち合格者210名(うち北海道は10名)で、合格率5.2%の難関試験でした。今後、気象予報士としての田邊さんの活躍が期待されます。
[参考サイト]
- 一般財団法人 気象業務支援センター:https://www.jmbsc.or.jp/jp/examination/examination-5.html
田邊さんからのコメント
合格の結果を知った際は、2度目の受験で合格できてほっとした一方、知識も経験もまだまだ未熟ですので、気象予報士の名に恥じぬよう、これからもさらに研鑽を積んでいかなければと思いました。
試験日程が夏休み期間中だったため、大学の図書館などを有効利用して、落ち着いて試験勉強に取り組み続けたことが今回の合格につながったと考えております。試験に向けた学習の中で相談に乗っていただいた白川先生には、この場をお借りして感謝申し上げます。
個人的な感想としては、この試験は単なる知識だけでは乗り越えられない難しいものだと感じました。そういった点も踏まえて、これからは気象予報士を目指す方々の一助となれるよう、防災などの気象以外の分野も含めて、勉学や様々な活動に取り組み、地域や社会のニーズに的確にこたえられる技術者を目指して今後の大学生活を送っていきたいと思います。
本学教員(気象予報士)からのメッセージ
気象予報士試験に向けて学び続けるには、日々の積み重ねと継続の力が欠かせません。北見工業大学での学びのスタートとともに、その取り組みを途切れさせることなく続けたことは大きな成果です。
これからも、空と大地の変化に目を向け、そのつながりを丁寧に考え続けてください。 同じ気象予報士として、そして防災を志す者として、これからの歩みを応援しています。
雪氷・気象防災研究室 白川 龍生 准教授

