11月21日（金）～23日（日）、羽幌町において、旭川市立大学主催「アントレワークキャンプ2025 in 羽幌」が開催され、本学学生が参加しました。

　本イベントは、北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク（HSFC）の関連事業として、羽幌町をフィールドに、実際の地域課題に対してシステム思考とデザイン思考を活用しながら、新たなビジネスアイデアの創出を通じて、異なるセクターのチームメンバーとの共創を経験し、イノベーションに必要なコミュニケーション能力を身に付けることを目的として実施されたもので、本学主催で9月に実施した「アントレワークキャンプ2025 in 斜里」に続き、2回目の開催となります。

　今回は、本学の学部4年生3名と旭川市立大学の学部2年生4名や教職員のほか、北海道羽幌高等学校の1年生4名など合わせて22名が参加し、異なる視点と専門性を掛け合わせながら地域資源を活かしたアイデア創出に挑みました。

　オンラインによる事前講習を通じて地域理解を深めた後、現地では漁業の現場視察や地域団体との意見交換、観光拠点でのフィールドワークを重ね、羽幌町が有する「甘えび」に代表される水産資源や、自然景観、暮らしや人のあたたかさといった多面的な魅力を再発見しました。
　参加した高校生からは、地元に住んでいても気づかなかった新たな価値への気づきが多く寄せられ、大学生にとっても“よそ者視点”を基点とした地域理解を深める貴重な機会となりました。

　また、ワークショップではデザイン思考を活用し、若者目線による羽幌町の情報発信や交流人口拡大の可能性について議論を行いました。参加者は活発な意見交換を通じ、羽幌の魅力をどのように「伝える」かを徹底的に考える時間となりました。

　より詳しい様子は、旭川市立大学の記事をご覧ください。

　今後は、地域関係者の方々からいただいた意見も参考にしながら、12月10日（水）に予定されている最終発表会（オンライン開催）に向けてアイデアをさらにブラッシュアップしていく予定です。
　本キャンプを通じて得られた学びを、今後の地域活性化に向けた人材育成・教育プログラムへと発展させてまいります。

漁協での見学の様子	デザイン思考に関するワークショップの様子